86号のご紹介

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スピナッツ86号 
Sheep©Wool 羊毛のある暮らし

2013年8月31日発行

今回の表紙は、この6月に訪ねた北海道岩見沢の堀かをりさんのお宅です。かをりさんは庭で拾い集めた兎のフンから兎の造形を作っています。本文p2~6でもご紹介したとおり、兎は食糞と言って自分のフンを再度食べます。その2回目に出したフンはほとんど繊維だけ。それが今回の表紙の下部に写っています。からからと乾燥して、大豆マメくらいの大きさ、こんなに完全に草の栄養を吸収しきる兎はすごいと思います。

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特集 日本で手に入る紡ぎ車 全41機種

今回は、まずは紡ぎ車の機能を理解するうえで必要な、最小限の知識をおさえつつ、求める機能を持った機種がどれなのかが一目瞭然わかるように「目的別」、そして「機種別」で編集しました。さらに、それぞれの機種に添えられた取扱店のコメントが、紡ぎ車選びの助けになります。進化している紡ぎ車、あなたのスタイルに合った機種を見つけてください。

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大船渡 椿の花びら染め 小松 ヒトミ

ようやく動き始めた
震災から2年。そろそろ何かしなくっちゃ、という気持ちにようやくなってきたのよ。小松さんから そんな電話がかかってきたのは2012年の年の暮れ。「大船渡市の花は椿。椿の植物園があるくらいなの。その花びらで染めてみようかなと思って…」さあ…大船渡の椿の花びら染めの物語がいよいよ はじまりました。

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連載 吉谷 美世子
冬の布フェルト

今回はその特徴を使っての応用編、「羊毛の溶解」を吉谷美世子さんに紹介していただきます。すなわち羊毛のアルカリに融けるという特徴を生かし、苛性ソーダの入った糊をシルクスクリーンで均一にプリントし、羊毛を溶かし、穴を開けてデザインに生かすというもの。羊毛フェルトで今まで苦労していた模様の表現が、プレフェルトという「たし算」の考え方だけでなく、羊毛を溶かすという「引き算」の考え方で表現することができます。

手紡ぎの風景85 本出ますみ「ふりだしに もどれ」
特集 堀 かをり/手芸 「兎のかたち」
連載 OMON CHANのページ un peu17 縫いのしごと
インディペンデントな日本の羊飼いたち 2013
六軒巡回・ロッケンロールの仲間たち June 2
連載 庭木の恵み16 石田紀佳 笹
特集 日本で手に入る紡ぎ車 全41機種
大船渡 椿の花びら染め 2013 小松ヒトミ
受賞の看板とロゼッタは健康な羊を育てる優秀な羊飼いの証
連載 冬の布フェルト―羊毛の溶解― 吉谷美世子
連載 チリ交春秋 17 岩井和一郎「杞憂」
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